イーホートリーがどうしても直ぐに虫の息になるので、やはり、魂の底からすがってしまうのは、座敷童子さんなのであります。
「こ〜の〜胸におっすぅがぁりぃよぉ〜」
と、妄想のなか、「傷だらけのローラ」の二番のフレーズを、幼児用ヒデキコスチューム(あるのか?)とプチなロングヘア鬘で歌ってくれている、イマジナリーわらしちゃんがいます。
・・・一昨年の冬、宿でお逢いした座敷童子さんは、御顔輝く、ぷっくり笑顔をなさっていました。御顔の印象、光と笑顔の素晴らしさに、髪型の記憶はなかったのですが・・・。
今回は、前回ほど覚醒時にお逢いした感じではなく、夢なのか?と、疑いたくなる状態で現れた子の御顔(本当に夢・・・リアルが過ぎる夢だったのかなぁ)は、もう少し年嵩の、少年、と言ってもいいようなほっそりとした御顔立ちでした。坊主頭、と記憶しています。
今年の春先、左足の骨折ギブスが外れた直後に見た夢にも、年嵩の坊主頭の少年が、中学の中央玄関みたいな所で、何か文学の本やらが入った革の鞄と一緒に、出てきていました。
あ・・・
家人くんも、もう十年程も前になりますが、座敷童子さんの宿から帰ってきた後、坊主頭に着物に下駄の男の子達が、田舎の学校の校庭に居る様子を、スライドショーのようにパシパシ変わる映像として、見せていただいたことがありました。
その夜、瞑った瞼の奥から、紫ピンクと黄緑の渦巻きみたいなエネルギー体?が、物凄い速さで近づいてきたのに驚き、目を開けると、更に近づいてくるので、私は、隣の家人くんを揺す振り起こしました。
「ああ、これこれ」
と、家人くん。
その大きな丸いエネルギー体?は、家人君の方へ移動。
二人で指差して、先を追いましたが、その後、私には、これといって具体的なものは見えなかったんですが。
「わー、黄緑だー」
「格子だー」
と、家人くん。
天井に広がった黄緑、そこに格子が見え、格子の向こうで、坊主頭の子ども達の佇んだり、記念写真のような情景が、超高速スライドショーのように展開されたのだそうです。
ただ単に、昔懐かしい子ども達の情景を見せてくれたのかなぁ。
それとも、もっと本を読んだり、勉強したかったけれど、叶わなかった少年たちの魂の縁なのか・・・。
私には、まったくわかりませんが・・・、思い出す度に、今、偶然、この歳迄此の世に生かされていることに、謙虚になろうと感じるのであります。