毎日毎日、緊張状態で生きている。
頭蓋骨の内側には、脳内死ね死ね団が、槍で突いてくる。
地平線の向こうからは、サメの歯歩兵隊が、ズンズン、近づいてきて、矢を放ってくる。
サメの歯、と言うだけあっって、倒しても倒しても、地平線の向こう、時空の彼方から、無限に湧きあがって、終わりが無い。
これ迄に、一度だけ、私は武道館の5倍以上にでっかくなり、小粒になった脳内死ね死ね団とサメの歯歩兵隊を、蹴散らし踏みしだいたことがあるのだけれど・・・。
やっぱり、next morning 等身大か、0、76倍くらいに戻っていて、勝ち目の無い闘いが再開された次第であった。
・・・コトダマ。言霊。
概ね言葉でヤラレテきたのだとしたら、言葉で、なんとかならないものなのか。
というわけで、
私は、改名することにしたのだった。
ふみちゃこ・イーホートリー
苗字を、イーホートリー、とした。
そう。
なんでんかんでん、いい方を取る。
モノゴトの解釈も含め、と言うか、大体そういう事。
「何暗くなっておいでだい。名前の、苗字の、イーホートリーが泣くよ」
イーホートリーのspell、どうしよう、いや、カタカナでいいのである。
数週間前より、イーホートリー、として、生きている。
イーホートリーとして生きあぐねる時間帯も多いが、イーホートリー、イーホートリー、だって私は、イーホートリーだし、イーホートリーだから、と魂に向かって唱えている。
アホウドリと、響きが、韻を踏んでいるところも、笑いを誘いそうで、良い気がしている。