ふみちゃこ部屋



かれらが踊るなと言う


かれらが踊るなと言うの

私に

もう充分じゃないか 飽きるほど

踊ったじゃあないか

と 針の目で言う

待ってよ

私は立ち向かう

あれらは あの踊りらは 悲しみのダンスだったから

今から この瞬間から 歓びの舞に変わるから

でも かれらは 言う

へらへら笑ってたくせに て

お前は 皆が項垂れてる時にも

造花で縁取られた特設ステージで 楽しげに

くるくる 回転し続けていたじゃないか て

待ってよ

私は あん時 右に回りたかったのに

左に巻くことを強いられていた

術無く

魂の目指す向きとは逆を向いて 笑顔で踊ってたんだ

あなた方だって

今流れてるその音楽には 注意が必要なんだ

かれらに 私は 叫んでいる
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# by chaiyachaiya | 2015-10-14 17:37 | ねこの寝言 | Trackback | Comments(3)

今日初めて私は

今日初めて私は

私という物語り それを取り巻いていた周辺 ではなく

私そのもの

幼く 非力な

頼みの巣の凹みで

親鳥のほどこしを...

ああ...ここに ほどこし ていう言葉を持ってきてしまう 私

そんな私の 昔々の悲しみ

巣穴の底で “ほどこし”を待っていた 私



初めて 寄り添って 泣いた

引きこもりの部屋 猫らが見守るなか

チリの安い赤ワイン と コイケヤのエキゾチップス トムヤムクン味

が 今日の私の御3時

窓の外 秋の空は とても自由だった

曼陀羅みたいに 様々な相を 見せてくれてた
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# by chaiyachaiya | 2015-10-14 16:47 | ねこの寝言 | Trackback | Comments(0)

養殖の鯛を、週に2度、塩焼きにて喰らうの記。

喰らう、という漢字に、養殖の魚や、ブロイラーのチキンは、きっと似合わないのだろうな。
何故だか、開高健先生の、「オーパ」が、浮かぶ。

でも私は、養殖の鯛しか、食べたことがないんだと思う。
近所のスーパーで、4割引になったら、時々買う、養殖の鯛の切り身。
工業製品みたいに、均一に脂がのってるのに、なんだか水分が足りないような。
塩焼きにするからかな。
発泡酒で、飲み下すよ。

料理上手の方なら、養殖の鯛を、上手く、ジューシィに、仕上げるんだろな。
和洋中、自在に、なぁ。

が、私が、4割引の鯛の切り身に施すことと言えば、塩を振って、トースターで焼くだけ。

養殖だけど、だって、鯛だから、シンプルに、と、家人に言い。

ああ。この一週間で、4割引の養殖の鯛の切り身の塩焼きを、2度も食卓にのせちまったぜ。

当日賞味期限の、養殖の鯛の切り身。

当日賞味期限なら、せめて半額にしてほしかった。

というところにおちる、目出度いの鯛の話しであった。

合掌。
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# by chaiyachaiya | 2015-09-01 18:02 | ねこの寝言 | Trackback | Comments(0)

狼のようなアヌビス神のような大群から逃れて。

多分原因は、家人の鼾である。
家人の鼾が、あまりの轟音ならば、私も目覚め、難儀な夢空間に囚われの身になることはなかったであろう。
一昨日の夜の、低い、獣の唸り声のような家人の鼾は、朝方の私のレム睡眠時間を、地獄の相にしてくれた。

・・・やや古い、クリーム色のタイルが張られた駅の構内の一角に、偶々そこにいた我々人類は、何故だか、身を小さく畳んでしゃがんでいたのだが、状況の一変は、直ぐに起こった。
「うおぉぉぉ、うおぉぉぉ」
唸り声をあげたのは、狼ではなく、一緒にしゃがんでいる人科目人科の一男子らしいのだが。
それは、画期的な、翻訳機を通した、ニンゲンが、狼の種族を、どう捉え、どうしたがっているのかの本心を伝えた声だった。
「うおぉぉぉ、うおぉぉぉ」
は、
「狼なんか、恐ろしいだけでっす、絶滅したってかまいまへん」
という、人びとの、単純なホンネを、見事に表現していたのだ。
狼一族は、私ら人科目たちの、ヘラヘラしている割には、決して真からフレンドリーではない、自分たちを尽く亡き者にしたい、という本心を知るに至り、これまでどうにか押さえ込んできた野性を、一瞬にして取り戻し、皆で唸り声を、天に放った。実は狼の大群は、みっちり、其処此処に、その艶消し灰色の身を潜めていたのだった。
「うお〜っ」
四つ脚の者も、アヌビス神の像のように、立ち上がっている一群もいる。
「ニンゲンどものホンネがわかった。今や、我々の野性の呼び声のまま、こやつらを引き裂く時が来た」

広い駅の構内は、右往左往、逃げ惑う人間たちで、パニック状態だった。
狼たちは、目についたニンゲンを、襲ってくるに違いない。

私は、トイレに逃げ込んだ。用も足したかったし。
だが、同じ考えの人たちが、次々に、トイレに入って来る。おしくらまんじゅう状態で、息苦しい。とても、用を足せる事態ではない。
と、巨大な鉄の爪のクレーンが、私らの隠れているトイレの壁を、便器ごと吊り上げてしまった。

ああ。 私は、無防備になってしまった。怖いよう。
それでもわたしは、絶望感と闘いながら、トイレの壁を最後の砦とした仲間たちと、駅構内から空の下へ出ようと、出口を求めた。
「ダメだ。戻れ」
駅の出口で、私たちの脱出を阻んだのは、狼に繋がる者ではなく、当局のエリートと、その部下たちだった。この、エリート、ム、ムスカ、みてえじゃねえか・・・。

私とトイレ仲間たちは、なんだかわからないけれど、国ぐるみの作戦に犠牲になるであろう自分たちの身を、心のうちで嘆きながら、駅構内に留まり、狼との遭遇のパーセンテージが、少しでも低いと思われる方向へ歩き始めた。

と、剥き出しの、黄緑に艶めく公衆電話を、通路の真ん中に、見つけた。
誰かに電話をかけ、助けてもらおう、という、具体的な考えが浮かんだわけではなかったが、この恐ろしい駅と外界を結ぶものが、目の前にあるのは、とても有り難く感じられた。

あ。
穏やかに微笑む初老の男性が2人、公衆電話の近くに、いるではないか。
しかも、ひとりは、艶消しゴールデンブラウンの、狼だ。でも、なんて、柔和なお顔をして、ますむらひろしさんの描く、猫のように、二本脚で、立っている。
「人は一度に何匹子を産むのかね」
などと、訊いてきた。
「あ、だいたい一人です」
咄嗟に応えると、隣にいた人間の初老の方が、ふうっと、笑顔になった。

次は、私の右後方から、若い人間の女の子と、狼の女の子が、楽しげに、手を繋いでやって来た。勿論、二体とも、直立二足歩行。
狼の女の子は、アフロのウイッグを被り、透明なキャンデーみたいな丸いメガネをかけている。もっともっと、お洒落をしたくて、わくわくしている風情。毛並みは艶艶のシルバーグレー。

ああ。何かが、変わり始めているんだ。

で、でも、私、と、取り敢えず、トイレ、行きたいっ‼︎

そう思った瞬間、目が覚めました。

家人くんの鼾 プラス 御手洗を我慢して眠っていたせいで、こんな夢を見てしまったようです。

ああ。
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# by chaiyachaiya | 2015-07-29 22:39 | ねこの寝言 | Trackback | Comments(0)

猫と暮らせば。

猫三匹、猫三匹分の温かさ。

ああ。どの猫も、「かあしゃん擬きよ、この俺が、僕が、私が、一番可愛いよね」と、全身で訴える。
ごく稀にではあるが、さて出掛けねばの三分前、一斉に、毛玉をリバースなさる。(お吐きになる)

気に入った御飯じゃないと、じぃっと、恨めしげに、私を見上げる。(主に、ジュヒー)
いきおい、ニャンゲル係数が、高くなる。
飼い主ネコ母さん擬きの私も、時々体調が悪かったりする。

すると、こんなデビルサイドな夢想をしてしまうのだ。

「うわ〜っ、いいんですかあ、私ぃ、こんなふうにツチノコみたいに肥えて、お腹の毛が剥けちゃって、んで、それなのに、気質的には野性味を残してる、結構年寄りのアビシニアン、しかも、品種としては御法度の、尻尾に縞模様入っていたり、頭部に不毛地帯があって、絶対キャットショーには出られないタイプのアビシニアン飼うの、夢だったんですよぉ」

「え~っ、ホントですかぁ、私ね、削り節リクエストにいつでも応じなかったり、同居する他の猫の名前呼んだだけで、ムッとしてお部屋から出て行ったりシャ〜シャ〜しちゃう、大人になっても後脚の爪出っ放しで、おまけに尻尾に縞ありで、勿論キャットショーには出られない、悪魔大王レヴェルに怖い
顔の、鳴き声が超偉そうなロシアンブルーと暮らすの、憧れだったんですう」

「うわ〜、ごっつう嬉しいわ〜、あたし、やっぱり後脚の爪出っ放しで、白い溶けない綿アメみたいな毛がくんまかってこんがらかって、お手洗いの後、さっぱりしたぁ〜っ、て、お部屋中を爆走する、顔がみしゃっと、潰れていず、普通に可愛いから、チンチラペルシャとしては邪道で、キャットショーには縁のない、皮膚炎持ちのこんな子と暮らしたいって、幼い頃から思ってたんですよ」

てなことを仰ってくださる方は現れぬものか、と書きかけて、というか、もう書いてしまったけれど、書いたら、わかった。

私は、ずっと、この、愛しい猫らと、暮らすのだ。
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# by chaiyachaiya | 2015-06-22 22:15 | ねこの寝言 | Trackback | Comments(2)


猫と日常と非日常
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