ふみちゃこ部屋



夢の最中に眠るやら気を失うやら...の夢。その1

この頃などは、夢の最中、唐突に、バクッと、気を失ったり、眠ってしまったり、人事不省となっていたりする。
夢の中で、記憶が途切れた時間帯(実際は、夢の法則に従い、0点1秒あるかないか、なのだろうか)があるというのは、甚だ不安だ。
それでなくとも、どこか覚束ない、捉えどころのない夢の王国で、王国の主は、夢を見ている私であるはずなのに、主が感知できぬ領分が存在してしまうというのは、心許なく、胸苦しささえ感じられる。

多分、見ている夢の内容にもよるのだろう。この不安な感じは。

自宅のキッチンシンクで洗い物をしていて、ふと気がつくと、出現している、6、7人の、女性達。
モネの描く女性の装束のタッチで、紺色を基調とした色合いで、彼女達は、優しげに、山脈のように、連なる、心ならずも切り立ってしまった岩岩のように、私の周りを、取り囲んで立っている。
私よか、一回りは若い。言葉は無く、けれど、彼女らは、とても、慈愛と、諦観に充ちている。
私には、分かる。
彼女らは、少なくとも、一度は、心療内科医に投薬されたことがある。今も、ゆるゆるとしたかたちで、通院しているかも知れない。けれど、そこに、嵌まり込んでもいない。以前貰ったクスリの粒を、御守りのように、ポーチの片隅に仕舞っている。
そして、彼女らは、そろそろと、私に、その、めいめいの、エスニックだったり、フェルト製だったり、ビーズ刺繍だったり、裂織風だったり、のポーチから、錠剤を、差し出した。
のだが、それらの心療内科的錠剤は、彼女らの掌の上で、小さな金属のハートに変じた。

その瞬間、私は気を失い、夢の中、意識が戻った時、古い温泉旅館の中くらいの広さの和室で、綾瀬はるかさんに、、過去の過ちを指摘されていたのだった。
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# by chaiyachaiya | 2016-04-17 15:49 | ねこの寝言 | Trackback | Comments(0)

ジュヒの計略とクラブサンドの夜

この頃は、灰色猫のルーなども、以前ほど、ジュヒに対してヤキモチを妬かなくなった。
とはいえ、今だに、私がジュヒをめんこがっている状を、廊下の階段周りの欄干から、顔半分だけ見せて、ジッと注視していたり、傍に来て、おデコやお尻をさし出すジュヒに、シャ〜っではなく、ブ〜っ、と威嚇してしまうルーでもあった。
猫のシャ〜っは、昔むかし、砂漠で出会う天敵、恐怖の対象でもある蛇の放つ威嚇音を真似た結果だとは、TVの猫番組で知った。
では、このルーの、ブ〜っ、は、一体何なのか、と思う。耐え難い目の前の現実への、ルーなりのブーイング、ということなのか・・・。見事に、ブ〜っ、って発音(?)発声(?)するのであった。

夜、寝室へ私が向かう時、音もなく、その薄墨桜の肉球で、音もなく階段を上り、先んじてベッドの枕元にいるルー。
そこに普通に参入したならば、ルーの、まさしくブーイングを浴びせられることを、ジュヒは、予見していたのに違いない。
そこで、ジュヒは、彼女なりの計略を練ったのであろう。

「ジュヒちゃん、一緒にねんねしなくてもいいの? お母さんは、二階行くよ」
話しかけても、ジュヒは、知らんふりをしている。
ところがである。
私が、ベッドで眠りに落ちそうになる頃、一階から、ジュヒの鳴き声が、聞こえてくるのである。
「ニャオン、にゃおん」「にゃおん」
鳴き声といより、泣き声、と表したくなるくらいに、切実に、彼女は、鳴く。そして、その声は、いっこうに、止むことがない。にゃおん、の無限ループ。悲壮バージョン。
「ジュヒ、寂しいんなら、来たいんなら、階段上がって、自分でいらっしゃい。前はちゃんと自力で来てたでしょ」
眠りの国への旅の最中のわたしは、朦朧としながら、それでも吹抜けの階下の部屋にいるジュヒに語りかける。それに対する、ジュヒの反応は、こうだ。
「いやぁん、わたし、ひとりでは、行けないもん」
本当に、こう言ってるとしか思えない、鳴き方をするのだ。出力絞り切り、力無く、でも、結構な抑揚をつけて、哀切に鳴くのだ。(「だって、かよわい女の子だもん」)て、響くのだ。私の耳には。
「あ〜、はいはい」
と、私。
「いやぁ、ジュっちゃん鳴いて、母さん眠れないからね、しょうがないから、行ってくるね」
と、枕元のルーに言訳をしてから、階下へ降りる。
天窓からの月明かりを受け、リビングのソファの背凭れの上に、ジュヒが、香箱座りをしている。必ず、此方に、背を向けている。
「ジュっちゃん」
と、呼んだところで、知らんふりだ。
抱き上げようとしても、自分から、ふわり、と私の腕の中に踊りくるわけではないが、嫌だ、と突っ張ることもしない。
そして、私の胸と腕の間に収まると、もう全身の力を抜き、身を預けている。
ジュヒを抱えた私は、慎重に階段を上り、私のベッドの、ルーのいる枕元を避けて、すとんと彼女を降ろす。
私が横になり、毛布を被ると、胸の上あたりで、ジュヒが、踏み踏みを始めるのだが、ルーは、ブ〜っ、をせず、何とか受けいれてくれている。

朝方、そこに、更に、アビがやって来る。
か〜ちゃん、寒いよ、入れて、と毛布を肉球でトントンする。望むような反応を、すぐさま私が返さない時、鼻先を私の鼻先に合わせてくる。そして、その濡れて冷たい鼻先に、さっと反応できない時、彼は今度は、ざらざらの舌先で、私のおでこを舐め始める。一昨日の朝方は、そういったプロセス抜きで、唇に、鼻ではなく、柔らかな毛で覆われたそのお口で、いきなり、ぶちゅ、とされてしまって、少し焦ったよ。あるんだねぇ、飼い猫に、キスされるって。髭の感触も、ああ、愛に満ちていたよ。

ところで私は何だか思うんだけれど。
冬の夜、暖を求めてやって来る猫らに、彼方此方さされたり嵌られたりして寝てる私って、何だか、いろんな具が挟まった、クラブサンドイッチみたい。
ひょろ長いし。
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# by chaiyachaiya | 2016-01-26 17:57 | ねこの寝言 | Trackback | Comments(3)

署名を迫られた夕刻とコールドライスイーティングな日々

「皆で歌を歌ったり、行進したりしても、何の効果も無い。変わらない。誰かを救おうとすることは、何かを変えようとすることは、自分自身が安全な場所にいては、達成できないこと。自分の財産、命さえ差し出す、損なう覚悟のいること」
今は、一部でキャラ立ち老人扱いをされている、作家の曾野綾子さんが、どの版かの「幸福の王子」の後書きで、この様な内容のことを述べられていました。(その「幸福の王子」 家中を捜索しても、出て来ません。ので、文言は正確ではないのですが)

つくづく、真実だなぁ、と感じるこの頃です。

「旦那さんはともかく、奥さんの、あなた自身の意見は、意志は、ないんですか?」
夕刻の百貨店正面にて、老女は、キリリ、私の目を見据えて言った。
署名しなくば、人に非ず、の、勢いだった。
「其々、仕事上も鑑み・・・」
だどと、言った私がいけない。

・・・彼ら彼女らは、尊い。でも、署名や行進では、変わらない。私は、この状況に対して抗っている、声を上げている、という自己満足に、結局は・・・。
と、思ってしまうのだ。

・・・家人くんも私も、人類としてはやや向こう見ずな方だったから、若い時分、真正面から主義主張をしたが故に、コールドライスイーティング(ルー大柴か?)な日々を送ったキライがある・・・。

戦後、小林秀雄さんが、
「あの時あの決議がなければ、とか、あの人が選ばれなければ、、とか、そういったことで、歴史が動いている、というようなものではなかったと思う」
という事を書いていらたのを、思い出す。

おバカな私が、
「あの、戦後、小林秀雄さんが・・・」
などと、懲りもせず言いかけた時、
「違う。違う。小林多喜二でしょ。獄中で拷問死したんです」
老女は返してきた。

・・・伊藤野枝。菅野寿佳子。シモーヌ・ヴェイユ。あと、いっぱい、いっぱい、の、思想、信条に殉じた人びと。
・・・私の読んだ物語の、アンドレア・ロッシ(イタリアのバッグのブランドの方ではなくて、アントニオ・タブッキの「供述によるとペレイラは」で、当局に酷い方法で殺められる青年の名前)に象徴される、多くの、多くの、人びと。

コールドライスでも、イーティングして生きていたい・・・。
どうしていいのか、わからない。

署名運動の老女に敬意を感じつつ、さしあたって、地方小都市に生きる、中途半端で日和見な、私なのだった。
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# by chaiyachaiya | 2015-10-29 19:04 | ねこの寝言 | Trackback | Comments(0)

居酒屋さんに速攻で、だった、座敷童子ちゃんっ‼︎

先月、9月の28日は、座敷童子さんで知られる、岩手は二戸の亀麿神社大祭と、緑風荘さん再建の地鎮祭がとりおこなわれまして、私も、家人くんとともに、行ってまいりました。(大祭には参加、地鎮祭は、遠巻きに見学。そして、その間に、TV局さんや、新聞社さんから、家人くんや、宿で知り合った方たちと一緒に、取材を受けては、狼狽えたり・・・でしたです)

さておき、先週の金曜日の出来事について、記させてください。

子らの保護者会(正確には、教授と保護者の立食バイキング懇親会withアルコール)で、知り合った方々が、私の住んでいる街に、泊りがけで会いに来て(正確には、飲みに来て)くれました。

予約していた居酒屋の座敷で、結局私は、座敷童子ちゃんの事、携帯におさめてある写真を見せながら、話し始めたのです。
お店の女性も巻き込んで、“座敷童子ちゃん光の粒レスキュー隊”事象やら、音源電源切ってある、や、そもそも音源電源ない猫のぬいぐるみから、にゃ〜にゃ〜鳴き声止まらない(焼失前の緑風荘さんで、友人家族が体験した話、しかも、宿から戻った友人の御主人が、ビルの6階で、その話をしたとたん、猫などそこにいないのに、「にゃあぁああおん」と、強烈な猫の鳴き声がした、と驚いていた)話などをしていたのですが、
「や、あのう、写真ですが、カメラのレンズに、水滴か、埃、ついてませんでしたか」
と、真向いの男性に、柔らかくもクールな反応をいただいたのでございます。
「あ、男性は、そうですよね。理に合わないことは、・・・ですよね。うちの家人くんも、あの宿に行く前は、ていうか、私も、そう思ってましたし・・・もごもご・・・」
「ごめんなさい。俺、理系なもんだから」

・・・座敷童子ちゃんネタはここまで、と流石に悟った私は、何か、昨今の世の中の動きやら、加齢による心身の劣化を嘆くやら的な話題に移行、皆で和やかに歓談しておりました。
「あ、なんか飛んでる」
件の真向いの男性が、テーブルから10センチ程の高さを見て、驚いたように言ったんです。
私は初め、ユーモアのある彼が、【と、思ったら、飛ぶのはやっぱり、虫とか、埃、でしたわ〜】の、笑い話を演出しているのかと思いました。
私は私で、飛んでたとしても、季節外れの小虫くんでしょ、と結構胸のうちで決めつけながら、その視線の先を見てみますと、飛んでいたのは、直径4ミリあるかないかの、小さな小さな、シャボン玉(に、見える何か。虹色の揺らめきは確認出来ず)、です。
ふわふわ、ふわふわ、天井へ上って、ふうっと、見えなくなりました。

「俺が、そんなのあり得ない、て言ったから、速攻で来たんだな。この場で、あり得ないのが、飛んできた」

厨房からは離れている、囲いのある座敷でしたので、ちょっと不思議でした。
わいわいガヤガヤしていたので、目撃出来たのは、その「あるわけない」と言っていた方と、私だけでしたが。

「や、驚いたよね〜」と言いつつも、
『ふっ、座敷童子ちゃんの為さることって、んまあ、ざっとこんなものよ、イタズラ好きの小ちゃな神さまにとって、これぐらいPeace Of Cakeよ』
と、心の中で嘯いて、余裕の表情もつくっていた私なのでした。
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# by chaiyachaiya | 2015-10-29 17:50 | 座敷童子さん | Trackback | Comments(0)

悪夢見の条件と走り去る田中要次さん。

不安、ストレス下にある。(大なり小なり、誰でも、生きているとそうかな)
鬱状態下にある。(大なり小なり、生きていると、多少あるかな)
寝返りが打てない状態下にある。(足元もしくは股座に一匹、枕元or左肘と脇腹の間にも一匹、時には、胸の上にもう一匹、の満漢全席状態で、寝ているなぁ)
就寝直前まで、飲酒する傾向がある。(傾向どころか、毎晩ばんばん飲んでおるなぁ)

上記の条件を、日々満たしている私のそれは、まさに、悪夢を見るためには、ベストな眠りのカタチらしかった。(ネットで見たのであった)

きつい勾配の氷の雪山を、たったひとり、玩具の積み木のような列車で登ろうと難儀している夢 (この列車旅パターンは若い時分から見ているのだが、歳月を経る毎、状況が厳しい方にずんずんエスカレートしていく。初源の列車旅の夢では、“いい旅夢気分”と、“銀河鉄道999” と、“未来惑星ザルドス”を足して割ったような、滋味と奇矯のあやういバランスを保ったわくわく感すらあったのに...)や、義父の亡くなり方のトラウマからなのか、家人が、自宅風呂場に張られたお湯に、透明な夏の寒天菓子に閉じ込められたように、或る意味安定して、やすらいだ横顔を見せ、全身沈んでいる夢などを、ここ数日のうちに、見てしまった。
...家人を必死で湯から引き上げようとした瞬間、夢から覚めたのだったが、夢だと分かった瞬間、続きを見たい、とも思った。
その後、どんな展開となるのか、私はどういった選択を迫られ、一々どう対処していくのか、見てみたかったのだ。

今朝などは、自分が死んだ夢を見た。
でも、肉体はそのままの感じに見えるし、意識に何の変化もない。
夕闇迫る古い山間の温泉街を、死んだ私が歩いていたのだが、何故か、もうちょっと先に亡くなられたらしい、見ず知らずの、ややベテラン死人であるらしい小肥りのオバサン(ちなみに私は、そうすると、かけだしの死人、新米の鶏ガラのオバサンかなぁ)が、ヒョイ、と楽しげに、腕を組んできた。
「あのう、私たち、普通に体あるように見えるんだけど、生きてる人からは、見えてないんだよね、そうなんですよね」
私が問うと、
「ふふふっ」
したり顔で、オバサンは笑う。組んだ腕の太みや肉の厚みが頼もしいのだが、彼女も私も、本当の肉の体はもう無いのだな、と不思議に思った。
そう思った瞬間、温泉街を一人歩く中年の男に目が行く。
背は高い方だと思う。面長で、ちょっと禿げている。
「ねえ、私たちが、何言っても、聞こえないのよね」
私は、隣の先輩女性の答えを待つ間もなく、飛ぶように男性に近づくと、こともあろうに、
「禿げっ。禿げっ。禿げっ。」
と、話しかけていた。

流石に、その男性からの反応はない。
言葉がけの内容以前に、生きている人にとって、私はもはや、存在していないのだ。

それでも、夢のなかの私は、ごく至近距離から、しつこくしつこく言いつのった。
すると、その男性は、何か、楽しい急用を思い出した、とでもいうように、不意に小走りになり、ニコニコしながら、温泉街の角を曲がって行ってしまった。
死者である私のアプローチが、生者の意識に、なんらかの変化をもたらしたのだろうか。
見たことのある、その長めの横顔と、薄闇のなかで見た、如何にも人柄の良さそうな笑顔が気になり、目覚めた後、日本脇役名鑑 で調べたら、田中要次 さん、という方だった。
29歳でJR職員を辞し、俳優を目指した方だという。

なんだか、ファンになってしまった。

...夢の続き自体は、その後、あまりに酷くて、今日1日、悶絶していたのだったのだが...。
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# by chaiyachaiya | 2015-10-20 20:27 | ねこの寝言 | Trackback | Comments(0)


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