ノエル・ギャラガーの新しいアルバム、チェイシング イエスタデイの締めの10曲目“BALLAD OF THE MIGHTY I”は、かけ流していた洋楽MTVで、初めて聞いたのですが、私は、やっぱりノエルにやられてしまいました。
曲調と歌詞(克明にはちっともわからないにせよ)、それから、前作のPVの時よか、当たり前だけど、時を経て、しょぼ渋数値が上昇しているノエルの御顔(かんばせ、と読んでくださいますか)に、私は、フレディ・マーキュリーのダイヤ柄タイツ姿を見ってしまった時以来の、強い切ない衝撃波(さしつかえなければ、‘愛’と言っていい・・・あ、何故か金井美恵子さんの、初期の稀有な作品を思い出しちゃった)を、受けてしまう始末でした。
んまあ、半世紀以上生きとる立派なおば寒(オバサン)である私のボディに、見た目滋味溢るる革ジャンの英国ミュージシャンの寄越す衝撃波は、若い頃のそれと違い、じんわり岩盤浴効果のような効果をともなっております。
私にとって、人種と言語と国境を越え、世間話をしたい男No.1な、ノエル ギャラガー様です。
ちなみに、抱かれてみたいウルトラ怪獣No.1は、初代メフィラス星人です。青い眼が、知的でセクシーでたまりません。
・・・あ・・・。
所謂話が逸れました。
で、現行に於けるニューアルバムの10曲目を聞いた時、私は、これまでのノエルの楽曲の中で、一番佳いな、この、サビの部分の、I'LL FIND YOU て、なんか、このYOU は、必ずしも一人のヒトのこと、て感じじゃないな、・・・などと思っていたら、インタビューで、ノエルが、同様の内容を話していたので、ふおっふおっふおっ、我が意を得たりぢゃ、と悦に入ってしまいました。
・・・この曲は最高作、YOUは、人生の中で、手が届きそうで届かないもの、状態、仕事だったり・・・と、ノエル。
や、英語力低くても、ノエルへの愛で、メッセージをキャッチ出来た私なのだ。
(て、そんなこと、誰だってわかるわい‼︎ と言われそうですが・・・。)
取り敢えず、大好きな10曲目リピートで、車を運転する日々となりました。
・・・なのですが・・・。
ああ。おお。どうしてなのだ。
BALLAD OF THE MIGHTY I を聴くと、わ、私、自分が、今27歳で、インド男優の、長身イケメンなのに、御顔の濃ゆさが怖さにちょい振れているがために、悪役多かった、でもファラ・カーン(女性)監督、シャールク・カーン主演の近作映画「ハッピー ニュー イヤー」で、主役シャールクの仲間を演じていた(つまり久々に悪役演じずに済んだ) ソーヌー・スードのような見た目の筋肉質な青年になった気になるのです。
そ、そして、染谷翔太くん似の同性の歳下恋人と、こんな田舎で、どうやって、どんなカタチで、愛を全うさせればいいのか、悩んでいる気がしてきて、切なくなってきます。
色黒で中高な顔つきの青年である私は、自分の深い気持ちを、どうやって染谷翔太似に伝えたらいいのか、もはや少し、照れたり困ったりして、ハンドルをきっているのです。ああ。
和製ソーヌー・スード(ソーヌーさんの御顔、すぐに思い浮かべられる方は、ああ、多くはいらっしゃいますまいな・・・)青年の職業は、宝飾店の後継。高級ブランド時計の販売、メンテナンス受付もしています。
染谷翔太さん似は、町役場の臨時職員。
この2人の愛の物語を映像化したあかつきには、エンディングに、ノエルの BALLAD OF THE MIGHTY I を、使っていただきたいものです。
・・・え・・・?
私、やっぱり、今日も、少し変かもなあ・・・。我ながらキモいよの、我。
いっそ、変がもっと高じてくれれば、楽になるのかなあ。