「アイム フロム リバプール!」
の一言で、世界の扉が開いてしまうらしい。
「ビートルズっ」(てことは、ビートルズの出身地ですねっ)
と、私。
「イヤーイヤーイヤー」(そうそうそう)
と、リバプール出身の若者は、かなりの早口で答えた。
それから、モンティ・パイソンや、クイーンや、オアシス、ローリングストーンズ、などなどの話をした。
私の英語力の程度に合わせてくれているのだが、それでも、結構疾走感がある、というか、イギリス英語の癖だろうか、モンティ・パイソンのメンバーが、若く美しく甦って、目の前で、上機嫌に話してくれているみたいだった。
イギリス英語は、ブライアン・メイのインタビューや、モンティ・パイソンの「フライングサーカス」などで、耳に面白く残っていたので、それに近い響きを、生で聞いた私は、舞いあがってしまい、モンティ・パイソンがビートルズを模して演じた映画「ラットルズ」からの一曲「オール ニード イズ キャッシュ」を、歌ってしまった。
ちなみに、「ハリーポッター~」で、〔ほとんど首なしニック〕を演じたジョン・クリーズは、モンティ・パイソンのオリジナルメンバーだが、若い頃演じた、ミニストリー オブ シリー ウオーク(アホ歩き省の大臣)のアホ歩きアクトは、今見ても新鮮に感じ入ってしまう。
ロンドンオリンピックの閉会式では、モンティ・パイソンのメンバー、エリック・アイドルが、パフォーマンスを披露していた。後半のインド パンジャビー系ダンサーやビクトリア女王風の装束の団体さんの登場など、仰け反ってしまった。
日本のお笑い界でも、モンティ・パイソンを見たことがあり、昇華した後、彼らのお笑い整理棚にすでに納めてあるんじゃないかな、と思われる方々がいる気がしている。
気のせいかな。