すみません。フレディ マーキュリーと一緒にキャンプして、マーキュリー君とキャンプファイヤーを肩組んで囲み、「キラークイーン」を歌った、という話しではありません。
高校一年の夏のキャンプの夜のこと。あまりに夥しいこれでもかの流れ星、天の川銀河も、現実とは思えぬ美しさに、背筋が凍りつくほどでした。
流れ星が、当たり前のように、藍色の天空を、さわさわと、流れて行きます。
「フレディ マーキュリーと、結婚出来ますように」
幾度も幾度も、流れ星の数だけ、祈りました。強く強く、願いを込めて。
しかし、神は、フレディ マーキュリーをAIDSによるカリニ肺炎で、天に召し、残された見知らぬおばちゃむのあたくしは、洗濯物を乾しては取り込み、今日に到っているのであった。
合掌。